Jリーグ開幕
やはり毎年この日はわくわくするものです。
J1 千葉vsG大阪(フクアリ) 0-3
TVで録画観戦。ミラー監督のチーム作りでは実質初年度になる千葉は、Liverpool仕込みらしく高いラインと前からがんがん仕掛けるフォアチェックでのディフェンス。オシム1年目を思わせるほど徹底的にアクティヴな守備を仕掛けるので、90分持つかなと思ったが、やはり無理だった。
運動量というよりも、集中力が切れたり相手が慣れてくると、相手にプレスを交わされて、DFラインの前で相手に良いようにボールを持たれるので、このディフェンスの仕方はそうとうリスクが高いと思う。
G大阪は加地の怪我でひやりとしたけど、橋本を右SBに下げたら先週のような悪夢は起こらなかった。パク・ドンヒョクは良い買い物かもしれない。ようやくシジクレイの穴が埋まったかも。しかし、ルーカスはFC東京時代と違ってガンバでは本当にいきいきプレーしやがる。レアンドロ、チョ・ジェジン、山崎あたりがもっと連携取れだしたら、モンスターチームになる。
J1 鹿島vs浦和(カシマ)2-0
TVで録画観戦。フィンケ監督も怒っていたようだけれど、2失点はカウンターから。浦和はチームがもっとこなれてくれば、誰が攻め上がって、誰が残るかというのが決まってくると思う。気持ちだけで前に早く行くもんだから、前の選手がポジション不十分なまま攻めていた気がする。とはいえ、浦和が変わる兆しは確かに感じたので、しばらくどの様に変わっていくか見ていきたいと思う。
鹿島は相変わらず強い。相手と正対した時に自分たちの強みを生かせる戦い方、不利にならない戦い方に持っていくのが本当に上手い。マルキーニョスと興梠がキレキレでどちらもボールをキープしたまま前に運んでくれるので、中盤以降のプレーヤーは相当ありがたいはず。
J1 川崎vs柏(等々力)1-1
というわけで、今日は等々力でスタジアム観戦。入口で髭男爵のへんなコップを貰う。
川崎は昨年に引き続き、チョン・テセを中央に、ジュニーニョ、レナチーニョをサイドに従える3トップ。
昨季はジュニーニョもレナチーニョも行ったきりで守備に戻ってこないので、ケンゴも谷口も攻撃に絡む回数は減ったし、中盤は人数多い相手に制圧されるしで、あまり良い印象がないのだが、今年も引き続きその路線で行くということなのだろう。
ジュニーニョ、レナチーニョは足元でボール貰いたがるから、今日も正直あんまり機能していなかったのだけれど、ケンゴ、VJの攻撃参加のバランスも含めて、関塚監督の腕の見せ所。
それにしてもテセはフィジカルとボールキープで相手のDFを寄せ付けないんだから、ドログバみたいに中央でドンと構えていればいいのに、律儀にサイドに開いて起点を作ろうとするのは、相手からすればあまり怖くないと思う。むしろ、ロングボールをテセに当てて、そのこぼれ球を誰かが詰める展開のほうが、もっと点は取れそうな気がするけれど。
柏はフランサとの心中はどうなんだろうね。今日を見た限りでは止めたほうがいい気がするけれど。ポゼッションをしようとしても、フランサへの依存度が高いので、ほとんどの選手がまずはフランサを経由して攻撃を組み立てようとするので、守るほうとしては結構的が絞りやすい。
もちろん、フランサが前を向いてボールを持ったときは今日の得点シーンのように相変わらず怖い選手なのは間違いない。
でも、守備をしないことも含めて、90分間フランサを試合に出せるほど、今の柏の周囲の選手の総合力は高くないし、安定して結果を出せるサッカーではないと思う。