なぜ俊輔を逃したのか

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/jleague/headlines/20090622-00000076-jij-spo.html

広告や販促の業界にいる僕としては、仕事というのは、競合との斬った張ったの真剣勝負を繰り広げながら辛うじて相手を上回って受注していくものであり、正直言って、横浜FMのフロントの俊輔獲得に関する執念というか、仕事の進め方は、信じられない。


普通に考えたら、中村俊輔獲得というのはこないだまでは確実に獲得できる案件だったわけで、エスパニョールが横浜FMに対して、露骨に横槍を入れたわけではない。


そもそも俊輔獲得の上で最大の弊害だった年俸も、本人は重要視していなかったし、クラブの状況を大きく好転できる可能性を持つスタープレイヤーを獲得する上で、絶好の機会だった。
というか、絶対に失注できない案件だったはず。


もしかしたら何か重要なクラブの方針変更か、そもそも我々が思っている以上にクラブは俊輔獲得にそれほど固執していなかったのかもしれない。


そう思えるほどに横浜FMのフロントの対応は淡白すぎた。

Jリーグを活性化させる絶好の機会だっただけに、そして、僕らがJリーグ創生記に目を輝かせてプレーを焼き付けたように、今の子供たちに俊輔のプレーを間近で見せることができないのは、本当に残念だ。