J2 千葉vs福岡 (フクアリ)

サマナラのカレーと喜作のソーセージ盛りを食す。

千葉の試合を見たのは昨年以来。J2降格後もメンバーの離脱を最小限に食い止め、茶野や佐藤勇人などのチームの黄金期を知るメンバーが戻ってきた。
初のJ2降格でどうなるかと思ったが、良い意味でも悪い意味でも昨季とサッカーが変わっていなかった。西部謙司さんがスポナビで好意的に千葉のチームの再建に触れているが、あまり伸びしろのないサッカー、選手起用をしている印象を受けた。江尻監督のコメント等を読むと、来季以降のJ1昇格を踏まえた中期的なチーム作りを行っているように見えるが、正直今の方向性のままで進めるのならば、昇格したとしても苦しそうだ。


ネット・バイアーノは昨季はまったく起用されておらず、チームにフィットする機会が与えられなかったが、J2では彼のフィジカルとパワーは反則級。J2で1シーズンプレーし結果が残せれば、来季化ける可能性がある。ただ、来季も千葉がネット・
バイアーノをFWのファーストチョイスで選ぶとなるといよいよ巻とは別れなければならない。

また気になるのは、CBのマーク・ミリガンの動向だ。まだ本調子というか、日本のサッカーに慣れていない印象はあるけども、能力を考えれば、J1昇格に向けて欠かせない選手のはず。しかしW杯に出場するために日本に来たことを考えると、彼が豪州代表に選出させたとしても、またされなかったとしても、W杯以降のミリガンの動向についてクラブは慎重に見極める必要がある。Jリーグでプレーすること、そして千葉を昇格させることのモチベーションがあるならば残留に全力を傾けるべきだし、そうでないのならば、速やかにリリースすべきだろう。


福岡はここ数シーズンのアクも抜け、すっかり甘酸っぱいハードワークのチームになった。この日千葉相手にドローに持ち込んだのは、千葉相手にハードワークで追い込んで手に入れた対価だ。
中町や中里、大久保などセカンドチャンス組がイキイキとプレーしていて、もしサポーターだったら彼らを1年間追いかけるのは楽しいだろうなと思う。