Springroove07@幕張メッセ

今年も行って来ました。客入りはたぶん1万人いってない。
男子の俺は屋台もトイレもストレスフリーで。
ウドーフェスを絶賛していた奴の気持ちがチョットだけわかった。(笑)

覚えている限りで

16:45〜 Lupe Fiasco
Kanyeと同じくシカゴ出身でJay-Zとのコラボが多い人なのだけど、今日すごく良かったですよ。なんつうか、音も立ち振舞いも知的。KanyeやJay-Zがこの人を使いたがるか、分かる気がした。

18:20〜 Ziggy Marley
何人いるかわからないBob Marleyの子供の中で、奥さんの間に生まれた長男がこのZiggy Marley。親父と顔も声もすごくそっくり。だからオリジナルは盛り上がらず、親父のカバー曲では会場が沸く。超有名人で伝説的存在の故人を親に持つと哀しい。

19:30
予定ならLauryn Hillのお時間だが、まだ会場に到着していないとのアナウンスが入り、Kanye Westの順番が繰り上がる。

20:00〜 Kanye West
漢の中の漢。
サポートメンバーがDJ1人、コーラス男女1人ずつとストリングス5名。よく分からないが、なんだかBjorkが頭の中をフラッシュバック。昔この人のライブを見たときは普通にギターやドラムがいたのだけど、ストリングス中心なのは、今回だけの使用なんだろうか。
スタートから"Diamonds from Sierra Leone"。観客も両手を突き上げ、大合唱。その後も、ひと通り代表曲は全部やり、最後はやっぱり"Touch the Sky"。
計算しつくされているステージング、そしてMC『ギャングスタラップとヒップホップの違い』を聞いていると、この人はやはり知性の塊で、人の良さがにじみ出ている。
充実した時間をありがとうございました。

21:25〜 Ms. Lauryn Hill
Kanyeで気持ちが満たされてしまったので、最初の2曲で変える。なんだかモータウン系のおばちゃんになってしまった。
あの頃のポップで切れ味鋭い極彩色のLauryn Hillはいなくなってしまった。

アメリカのヒップホップのアーティストが来日する機会というのはほとんどなくて、それははっきり言って日本では本国と比較してヒップホップが全く売れていないし、言語も文化も違うなかでアーティストサイドも日本で売れようとは思っていないだろうけれど、数々のアーティストが日本をスキップしてワールドツアーを組んでいるのは悲しい現状でもある。

そんななかで昨年もSnoopを連れてきて、今年もKanyeとばりばりの本物をSpringrooveはブッキングして頑張っているわけで、正直単体では採算に乗ってないだろうけど、これからも続けて欲しいです。
来年は50 centでお願いします。