上海紀行

4日間の滞在の印象でいうと、観光地としてはつまらないけれど
一定期間住んでみるには面白い街かも。

・リアルシムシティー状態。外資の入った超高層ビルや、ブランドだらけのモールがガンガン建っているが、物乞いも多く、貧富の差は激しい。

・南京路のそばのホテルにいましたが、上海の若い人の服装は東京と一緒でかなりモダン。僕らは週末に滞在したので、眼にしたのはショッピングに来たいわゆる『勝ち組』の人たちかもしれない。

・物価?
アパレル・・・日本と同じ
食べ物、タクシー・・・・日本の6分の1

だけど、これが外国モノだと一気に値段が跳ね上がる。
スタバ、ハーゲンダッツエビアンは日本価格の80〜90%と考えていい。

・物価? マッサージが安い!
評判のいい店で、全身マッサージ(いかがわしくないやつ)をやったのだが、3000円で2時間半。
2時間半というのは僕がもう十分と言ったからで、実際は無制限料金なんだそうだ。

・物価? 夜遊び
クラブ・・・外国人に評判のいいところへ行ったが、1ドリンクで入場料650円。
キャバクラ・・・日本語が通じる店。女の子がかなり付いた。旨い現地の飯が食いたいと言っては電話で出前を取らせたり、いろいろ情報交換をしたりして、3時間いてなんと3000円。僕も同行人も普段キャバクラまったく行かない人だけど、あまりの充実振りに思わず翌日も行ったのであった。下ネタを振ると、顔を赤らめるところに社会主義の影響を感じる。

物価はどんどん上がっているらしい。
観光地に行くと買ったばかりのガイドブックに記していた値段よりもさらに高かったりする。上海は来年の北京五輪ではサッカーの会場だし、2010年は万博の開催地だそうだ。時速400kmのリニアモーターカーも走っていたり、森ビルが100階建ての超高層ビルを建設していて、ところどころでは日本を越える。

でも、貧富の差が半端じゃない。きっとカルチャーやIT習得度、識字率など教育レベルでも世代間、いや家族の中でもで相当な開きがあるんじゃないか。

開放政策以降、短期間で近代化を遂げた中国の代表的な作品の一つがこの上海で、五輪や万博は第1章のゴールだ。だが、あまりにも発展のスピードは急激で、政府主導のトップダウンだから、どこか無理やりで、人々は垢抜けない。

上海はカオスだ。だから面白い。