Asian Dub Foundation&Tha Blue Herb@新木場スタジオコースト

日曜という好日程もあったが、Smash、人入れすぎ。
一昨年の同会場でのMogwaiでもそうだったけれど、Smashスタジオコーストでは
消防法目一杯まで人入れるので、ほとんど踊れない。

Asian Dub FoundationTha Blue Herb
共に闘争をメインテーマとするアーティストではあるが、リスナー層は違くない?
と思ったら、案の定、前座のTha Blue Herb終了時にアリーナで大民族移動が起きる。
ADF見ないで帰っちゃうTha Blue Herbのファンらしき人もいた。

でも、それでも充分チケット代の元は取れたんじゃないかと思えるほど、この日のTha Blue Herbは素晴らしかった。
BOSSの観客一人ひとりに伝わるリリックとそのパフォーマンス、O・N・Oの深遠かつ鮮やかなトラックは圧倒的で、
ちょっと日本では唯一孤高のヒップホップバンドかも知れない。以前、フジロックでも見たときもすごいもん見た、と
終わった後、高揚感を感じたんだが、今日も一緒。機会があればまた見たい。

20ほどの小休止の後、Asian Dub Foundation
MCでも言っていたが結成10周年だそうだ。
僕がこのバンドにはまっていたのは、"Rafis Revenge"の頃の初期の頃で、
ボーカルがDeederで、バンドのボスというか家長役としてベースのDr Dasがいた。
あの頃は、バンド自体がすごく政治的で、扇動的でバキバキしたダブパンクみたいな
感じだったが、久々に聞いてみるとかなりバングラビートなダンス寄り。
たぶんこの日の観客のほとんどの若い人たちは、最近のADFから入っているから
むしろ僕とはまったく逆の感想なんだろうけど、
みんな楽しそうに踊っていたから、余計にちょっと疎外感を感じた。