Travis@東京国際フォーラムホールA

東京国際フォーラムに来たのは、06年のFiona Apple以来の2度目。音響に関しては凄くいいけれど、スタンドの傾斜が崖みたいだなと思っていたけど、どうやら前回見たのはホールCで、今回のTravisはホールA。もっと傾斜が凄かった。2階席の上のほうにいたが、僕の座席はステージ照明より上の高さで、スクリーンを見下ろすと、スクリーンが見切れているというのは、建物の構造に問題があると思う。オペラやクラシックを念頭に置いた作りだから、音響はやはりいい箱だけに、ちょっと残念。

本人たちも再三話していたけれど、単独ツアーとなると10年ぶりだけど、あんまりそんな気がしないのは、ここ数年夏のフェスティバルに来ているから。5,000名収容の大箱でできるのも、彼らのここ数年のライブを見てファンになった人が多かったからだろう。

Travisは、いつもパーソナルでストレートでピュアな音楽を僕らに届けてくれる。そしてファンに対しても、昔と変わらない近い距離で暖かく優しく接しているのは、正直このクラスのバンドでは凄いことだと思う。

この日も、何だかディナーショーみたいにフランが客席の中まで入っていくし、"Flowers In The Window"では、まさしくUnpluggedでマイク、アンプなしで客席に語り掛けるように歌うし、どこまでもバンドとファンの距離感を大切にするバンドなんだろうなと思った。

Travisの音楽性、バンド内のケミストリー、そしてファンとの関係はいつまでも大切にしてほしい。

3.27 Travis@Tokyo International Forum

Setlist
01 Chinese Blues
02 J. Smith
03 Selfish Jean
04 Writing to Reach You
05 Re Offender
06 Something Anything
07 Long Way Down
08 Love Will Come Through
09 Closer
10 Side
11 Driftwood
12 Falling Down
13 Sing
14 My Eyes
15 Beautiful Occupation
16 Before You Were Young
17 Turn
(encore)
18 Ring Out The Bell
19 Flowers In The Window
20 Why Does It Always Rain On Me?