明日は鹿島に行く。

カシマスタジアムとなると、その遠さから足が遠のくのだけど、スタンドからピッチの見やすさ、そしてスタジアム飯という点で日本が誇るべきスタジアムであり、年に一度は足を運ぼうとしている。

でも、ナイトゲームだと帰宅が日付を跨いでしまうし、まあちょっとしたピクニックなので、いつも対戦スケジュールとにらめっこしながらいつ行こうかと思案するわけだけど、明日のACL水原三星戦にした。


先に行われた韓国でのアウェー戦をたまたまTVで見てたんだけど、酷いものだった。鹿島はらしからぬ自信の無さでボール失いまくりで、まったくプレスがかからない。逆に水原三星は神懸かったように面白いまでにパスが繋がるし、競り合いからのセカンドボールをことごとく拾った。4-1は妥当なスコアだった。


以前もこういう試合を見たことがあるな、という既視感に襲われたのだけど思い出した。国立で開催した98-99シーズンのアジアカップウィナーズカップ準決勝の全南ドラゴンズ戦だ。あの時も面白いように相手がセカンドボールを拾いまくり、美しいミドルシュートを立て続けに喰らって完敗した試合だった。


鹿島は初物には弱い印象がある。相手を研究し、磐石の展開で相手の弱点を突きながら試合のペースを手繰り寄せていくというのが鹿島のサッカーだが、Jリーグのチームは鹿島をリスペクトして試合序盤を恐る恐る慎重に入るので、がっぷり四つからいつの間にか鹿島のゲームになっていることが多い。
でも鹿島を知らないアジアのクラブ相手だと、向こう見ずにいきなり仕掛けてくるので、慌てふためいた鹿島が終始落ち着かずに負けることが多い気がする。内弁慶と言われるのもその辺りが所以だろう。


ただ、マルキーニョスJリーグ前節で負傷離脱し、正直今の鹿島には余裕が無い。だからこそ逆に開き直って良い試合をしそうな気がする。
水原三星の監督は車範根だし。良い試合になるのではないかな。