J1第23節 川崎 vs 清水 (等々力) 1-1

崖から落ちたと思ったら、枝に引っかかって再度這い上がる機会をもらった。

まだ優勝の可能性はある。でも今日の清水との試合で、優勝するには足りない部分がはっきりとわかった試合だった。
はっきり言うと最終ラインのクオリティの違い。最後で決めてくれた宏樹を悪く言いたくはないが、今日のようなスリッピーなピッチ、そしてプレッシャーが掛かる上位とのビックマッチでは、テクニックを含めた個々の選手能力の差が出る。

寺田、谷口の両ボランチを含めたこの6名が何度自陣にて不用意なボールの失い方をしただろう。今日は川島の安定感あるセーブに救われた。


面白いなと思ったのは川崎も清水も中盤から丁寧に組み立てていくポゼッションを捨て、形を崩してでも強引にダイレクトプレーで無理やり攻めあがったときに得点したことだ。


終了後、スタジアムには共にたたえあう万雷の拍手が鳴り響いた。
勝ち点3を取れずに悔しいけど、いい試合だった。

残り試合と鹿島との勝ち点差を考えれば、結果にこだわるべきなのだろうが、降りしきる雨の中、意地がぶつかり合い、共に諦めなかった90分をスタジアムで共有したら、何も言えない。

明日からまた頑張ろう。