11/16 Jason Falkner @ 渋谷O-West

ほとんど告知もなく月曜日の平日というあまり良い条件ではなかったが、O-Westはさすがに満員になった。

JellyfishのメンバーとしてRoger Joseph Manning Jr.とともにギターポップのムーブメントを作ったJason Falknerは日本でも深く愛されているのだが、今ではRoger同様に本国ではあまりセールスが残せないアーティストになってしまった。

そこで住まいこそアメリカのままだが、ここ日本でくるりが持つインディーレーベルのNoise McCartneyレコードと契約し、なんと今では音楽活動の中心を日本に移した。
アルバムも日本で真っ先にリリースするし、毎年来日してはライブをやって近くにいてくれるので嬉しいんだけど、本人の実力とかスター性を考えるともっと世界で売れるべきだろうというジレンマをファンは抱えて、ここ数年ライブを見続けているのであった。


この日のライブも最高であった。
Beckなどのサポートでよく見かけるJason実弟のJeferryがベースを弾いていて、Jason同様に楽しそうに弾いていたのが印象的。
"Goodnight Sweet Night"もやってくれれば、自分的には完璧だったけど。


僕らの音楽アメリカではもう売れないんだ」とJasonは言うらしいけれど、JasonはMusician's Musicianのようなポジションで好きだと公言するアーティストは多いし、そのファンの一人であるBeckアメリカツアーの前座でオファーしたのを断ったりしていて、Jasonこそが自分から芽を摘んでいるんじゃないか、という気がしてならないのは気のせいか。
童顔で気がつかないけど、実はすごく頑固なのかもしれん。


横にいた僕同じぐらいの歳の大柄のアメリカ人が、涙流しながら"Author Unknown"を一緒に歌っていたが、彼の気持ちは痛いほどよくわかる。

まだまだここで終わるな、Jason!

SetList

1. Honey
2. This Time
3. Emotion Machine
4. The Lie in Me
5. Hectified
6. Doin Me In
7. Jet Silver and The Dolls of Venus
8. Anondah
9. Komplicated Man
10. Contact
11. Runaway
12. I Don't Mind
13. The Plan
14. My Home Is Not A House
15. The Knew
16. Hurricane

Enchore
(solo)
17. Author Unknown
18. The Man I Used To Be
19. I Live
20. She Goes To Bed

(with Band)
21. Counting Sheep
22. Princessa
23. Evangeline

24. Maybe the Universe

オール・クワイエット・オン・ザ・ノイズ・フロア

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