『パリより愛をこめて』 "From Paris With Love"

109シネマ川崎にて。

リュック・ベッソンのプロダクションであるEurope Corpが製作し、『96時間』のピエール・モレルが監督。

リュック・ベッソンが関わる映画にロクなストーリーやリアル性はない。だから接収したコカインを舐めて『う〜ん、これは上物だぜ』とか、最後に主人公がフィアンセを撃つシーンで額を貫いたのに何で頭が破裂しないの、とか、いちいちシーンのディテールを振り返らないほうがいい。カフェなどで流れるBGMのようにそこに辻褄や論理性など求めずに、頭を空っぽにして
ジョン・トラボルタの完全無敵でちょっと悪いアクションヒーロー像をただひたすら鑑賞する映画。