富士山に行って来た。

12年ぶりに富士山を登ってきました。
雲より高い富士山で見る星空は本当にきれいで、本当に心が洗われました。

人生は山登りに似ている。

多くの場面で引用されている言葉ですが、本当にそう思います。

確かに星空も頂上から見る眺めもこの上なく絶景なのですが、実際は薄くなっていく酸素の中で長い時間、ひたすら岩や砂の地面を上り下がりしていくことの連続。事象だけ見ていると、極めて単純な作業を行っています。

しかし高い山を登るには、予定や服装、持ち物準備などしっかりした事前計画や、一歩一歩、歩を進める地道な努力、そして頂上を絶対に行くのだという不屈の精神が必要です。山登りの達人は、今やっている実は単調に見えるかもしれない繰り返しが、実は目標達成に向けて絶対に必要なことを知っている。高い山から眺める景色は、平地で暮らす人々よりも俯瞰で見ることができるのだけど、その地点は酸素が薄くて苦しい。
大切なのはそこにどうやって向かうか。ヘリで一気に向かおうと思う人は成功しない。普段から一歩ずつ歩いて向かうことが重要です。

今年は転職したし自分にとって転機の節となる一年なので、富士山に登って、そんなことを考えてきました。