J1 第28節 大宮vs柏(NACK5)と、TVで見た2試合

遅ればせながら、NACK5は改装後初観戦です。

なるほど両ゴール裏だけを拡張したわけね。この日は大宮ゴール裏から見ましたが傾斜も良く、いい感じ。メインスタンドのすぐ裏が道路で、バックは大宮球場なので、もうゴール裏しか拡張できない。
どうせならドルトムントみたいに1万人キャパのゴール裏を目指せばいいのに。そうすると入退場の導線大変そうですが。

試合ですが、柏が凄いというよりも、大宮がひどすぎた。
チームとして統制が取れていない感じ。前半、ポゼッションで組み立てても、なぜか左SBの波戸がフリーなのにパスが回らない。一時の川崎の山岸の時とは違って、波戸は大宮でもそれなりの格だと思うのだけれど、びっくりするぐらいボールが来ない。柏も前半途中からマークを付けるのを止めてしまった。波戸はいつもああなんでしょうか?

降格するチームというのは、シーズンの終盤には大概チームの体を成していなくって、そりゃ落ちるよなと思わせるものだが、大宮かなりやばいですよ。

千葉の深井のように、攻撃の推進力になる選手が入れば、チームは変わるかもしれない。それは大宮にとってはこの日欠場のデニス・マルクスなのかもしれないけれど、ちょっとサポーターやスタジアムの雰囲気も悪く、絶望的な印象を受けてしまった。

あとはTVで見た2試合

・東京vs清水

東京は相手に対してオープンにぶつかりすぎというか、K-1でいったらルスラン・カラエフのようなゴングが鳴ったらまずはラッシュして、いかに自分の得意なファイトに持ち込むか、みたいなチームになってしまった。いいファーストパンチが入れば一気呵成で攻めれるのだが、逆に言うと劣勢を予想して粘り強く逆転機が待てないし、クローズドの試合がまったくできない。
まあ攻撃サッカーだからそれで良いと言われたら、何も言い返せないが。でも、それだとこの日の清水のように、相手のチームの個人能力の総和が高いチームには勝てないよ。大熊の頃は、選手の個人能力が高くないこともあって、もっとしたたかなチームだったはずだが。でもそれはヒロミ時代に失ってしまったのかもしれない。

清水はみんな言っていると思うが、藤本いないほうが・・・。

・川崎vs大分

そういう意味では川崎だって、オープンな試合展開ばかりの大味なチームだが、東京よりも選手個人の能力が高いこともあり、打ち合いになったらかなり高い確率で勝ちに持ち込めるチームだ。
それにしてもレナチーニョの2点目。
この日の大分のように、相手がドリブルで来たらリトリートで対応して、隙があったらボールを奪い取るか、ファールで止めるというのが教科書どおりだと思うが、あそこまでレベルが高いと止めようがないんですね。