ACL第5節 川崎F vs 城南一和 (等々力)

キックオフ直後に等々力に到着。入場ゲートの手前で谷口の先制点の報を聞いた。21分には田坂がFKを決めて2-0と突き放す。

城南一和はラインを上げるものの、裏のスペースをスピードのある川崎の前線に突かれて失点したが、川崎もDF陣の出来がかなり危うかった。1対1で振り切られたり、バイタルエリアに数多く侵入されるも今季好調のGK川島が決定機を防ぎ、試合のペースを握った。

66分には憲剛とVJが投入。直後の69分には抜け出した黒津がPKを奪取。レナチーニョがPKを決めて、試合を決めた。


憲剛とVJが投入された時にはすでに2-0だったので、割り引いて見るべきなのかもしれないが、今季これまでの川崎とは異なる数段上のクオリティーの高い内容のサッカーが見られた。
憲剛のボールキープ力と蜂の一刺しのようなパス技術は相変わらず流石だが、感心したのはVJ。
以前はボールをこねたり、ブラジル人選手だけでサッカーをしようとするところがあったが、昨日は運動量豊富に走り回り、ボールキープするところとワンタッチでリズミカルに繋ぐところを的確に判断できる素晴らしいチームプレイヤーだった。技術があるVJがオシムが言うところの『水を運ぶ選手』としてプレーできるのは、川崎が今後強豪相手にゲームをコントロールしていく上で非常に大きい。

このメンバーに、今後はチョン・テセジュニーニョも加わる。
長期の怪我明けで楽しそうにプレーするVJを見ながら、川崎のまだ伸びしろのあるポテンシャルを見たいと思った。次のアウェー北京国安戦に勝利して、ぜひACLを勝ち残ってほしい。


MOM:レナチーニョ