J1第7節 FC東京vs京都 (味スタ)

この日はAMに横浜で結婚式、夜に新宿で別の結婚式の2次会が控えていたので時間つぶしで味スタへ。


試合内容をボクシングで例えると、京都が終始優勢で試合をコントロールしていたのに、FC東京の一発のラッキーパンチをもらってダウンしてしまい、結果引き分けという感じ。

FC東京にとっては負けゲームで何とか勝ち点1をつかんだけども、京都にとっては完全に勝ちゲームを落とした。


テレビだとつまらない試合だったかもしれないけれど、スタジアムで見ていると京都のリアリズムに徹したアウェーの戦い方は見事だった。前半の早い段階でリードしたら、フィジカルと1vs1の強さを活かして、相手の組み立ての早い段階で起点をことごとく潰し、パスコースも消す。


前線には柳沢とディエゴというリーグでも飛びぬけて優秀な2人がいる。カウンターでは早い段階で彼らにボールを預け、後方の選手は守備のバランスが崩れない程度に攻撃参加をする。まるでイタリアの上質なサッカーを見ているかのようだった。


東京は後半の重松と中村北斗の投入で、それまで重かったチーム全体の動きがようやく流動化した。
長いシーズンになると、何回かは今日のような全く内容が評価できない試合になることがあるけれども、そこで勝ち抜けるのはゲームのコントロール能力や試合を決めるスーパーな個人能力だったりする。

今年もそういう試合は石川頼みなのだろうか。ただ怪我が多いからなぁ。