J1第9節 鹿島vsG大阪(カシマ)

車で行ったら駐車場周辺でハマって、スタジアムに到着したのは前半15分過ぎ。ハム焼きもつみれ汁も食べた。

最後は1点差の勝負になったが、改めて鹿島の磐石の試合巧者ぶり見た試合だった。
引いて守備組織を作る。プレッシャーを掛ける。ロングボールを相手の両サイドのライン裏に蹴ってラインを上げる。チャンスと見たら迷わず攻撃参加する。劣勢ではプレーを切って試合の流れを止める。
先発メンバーだけではなく控えの選手までも全員が高いレベルで上の意識を共有しながらプレーができているというのは、やはり鹿島がこれまで積み上げてきた財産なのだろう。Jリーグ設立当初から途切れずに継続できているのは本当に凄いことだ。

G大阪は外国人FWの予想以上の不調により、宇佐美、星原、平井などの若手の起用せざるを得ない状況となり、不幸中の幸いなのか一気に世代交代が進みそうだ。元々このチームはハイテンポのショートパス交換で選手がポジションをローテーションしながら攻撃を組み立てるチームだけにFWにも足元の技術と走力が求められるのだけど、ここ1,2年で獲得した外国人は双方を備えてはいなかった。そういう意味ではユースからじっくり育ててきた若手の方が今のチームコンセプトを活かすにはいいのかもしれない。
特に宇佐美はいいタイミングでトップで経験を積むことになった。試合に出れずに腐ることもなく、かといってリーグ開幕から出ていたらW杯イヤーのマスメディアの餌食となり、また本人もどこかで天狗になる可能性もあった。フィジカルもスピードもこれからもっと付ける必要があるけれど、やはりボール持ったときのテクニックやセンスはずば抜けている。トップチームで経験を積んでいけば、日本の宝になる。